雄別　病院
２００８年４月２０日


本日メインの病院が見えてきた。
心臓の音がうるさい。
駆け出したくなる衝動を必死にこらえる。
じらすようにあえてゆっくりと歩く。






















心を落ち着かせるため、外観から楽しむ事にする。
いきなり中へは入れない。





































情緒あふれる素敵な橋である。

通ってきた時は、橋とも気がつかないただの通路。
今自分の立っている場所がどんなに素敵な場所でも、人はなかなか気がつかない。
時がたって、あるいは離れてみて、あるいは事情が変わって、
初めて気がつくこともある。










































螺旋の廊下の部分が見える。
想像していたよりもずっと大きな建物だ。










































入り口を目指す。
窓ガラスはすべて無くなっている。


















































入り口だ。
お邪魔します。











































入り口のドア。
窓ガラスと同じく、もう枠組みしか残っていない。












































１階　受付である。
ラクガキだらけ。











































赤や緑の折鶴。
千羽鶴。
昔、祈りの象徴だったもの。
今は？





















































ここにいたという証。
チラシの裏じゃ足りない。
鉛筆の太さじゃ足りない。
マジックの濃さじゃ足りない
けれど、結局満たされる事は無く。









































風通しがいい。
今日はとても暑い。
熱い体を生ぬるい風がほんの少しだけ冷やしてくれる。









































螺旋の通路。
夢のはじまり。












































螺旋の廊下。
夢の途中。
ここがどんなに素晴らしいのかどうしたら伝わるだろうと考えて、
カメラのレンズを覗く。























































地下は水没。
一寸先は、闇。




































































３階。
夢の終わり。












































何か見えるかな？
夢とか希望とか未来とか。













































よつばと！廃墟



















































置き去りにされたのか、
ここに居たかったのか。










































病院のスリッパ。
モノは全然残っていないので、貴重な品ではある。









































広くて、どこもかしこも絵になって、
どこから見ていいのか、どの角度から撮ればいいのか、全然分からない。










































手術室。だったらしい部屋。
壊れたベッドが置いてある。






































おふろ場。















































次はどこへ行こう。
てか、ここはどこだろう。
とりあえず気の向くままに思うままに進もう。














































素敵な事は、この先に。
ずっとずっと奥に待っているんだ。

大切な物は一番奥に隠されている。
素敵な事は一番最後に待っている。




















































「ここは　おくじょう　だよ」
































楽しかったね。




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