8月26日


東京から、観光目的で客人が来る事になった。
北海道の素晴らしさを知ってもらおうと、私が観光案内をする事にした。

どこに行きたい?と聞くと、
来年のサミットの会場である、洞爺のウィンザーホテルと、
廃園になってしまった天華園。
他は私のオススメがあれば、そこへ連れて行ってくれ、と
可愛いくも無謀な事を言うので、好きにさせてもらう事にした。


最初は洞爺の廃ホテル、マザー牧場ホテル。

私はひとり入り口で撮影会をする事にした。
今回のモデルはスコープドック、レッドショルダーカスタム。
バニラが左肩を赤く塗ったもの。


















マザー牧場ホテルは相変わらず大量のBB弾が転がっていて、
床がすべる。
まぁ、この環境で行うサバゲーはさぞかし楽しいだろう。

玄関前には不法投棄し放題ランド。
テレビ、冷蔵庫、洗濯機、自転車…これらは一体、どうなるんだろう。


























次は、洞爺ウィンザーホテル。
山の上にどどーんと建っている。
霧でホテルがよく見えなくなっていて、まるで魔王の城のようだ。

車でホテルの駐車場まで行こうとしたら、警備員に捕まる。
予約・宿泊客以外、駐車場を使用するのは禁止らしい。
ホテルにどうしても行きたければ、別にあるゴンドラで行けとの事。

という事で、別のゴンドラ乗り場へ向かう。
駐車場は貸してもらえない、歩いてもいけない、残された道はゴンドラだけ。
そしてそのゴンドラの料金は往復1500円。
なかなか強気の値段だ。
仕方ないので、チケットを購入して乗る事にする。

ゴンドラ乗り場。
無料の休憩所は閉鎖されていた。
サミットが決まったからか。



































ゴンドラは高所恐怖症の人には厳しい。




























1500円のチケットとオマケのウチワ。
ゴンドラ内は暑いのだ。





























ホテル。
まず、入り口が分からなかった。
それでもなんとか玄関らしきものを見つけて、入る。
が、裏口なんだろうか…しょぼい。






玄関の上の看板が木でできていて、そこには何も書かれて無い状態。
これは無いだろう。

中に入って正面玄関を探すが、見つからない。
立派なホテルの玄関があれでいいのか?と疑問が沸かなくもないが、気にしない事にした。

ロビーではピアノとフルートの生演奏。
それをBGMに階段を上り、エレベーターを使い、上の飲食店フロアを目指す。

店は色々入っていたが、どこも高い。
ランチなのに、3.000円から18.000円までとは。
フランス料理店の入り口にメニューが掲げられていたので、
読もうと思ったが、フランス語で書かれていて、よく分からなかった。
それでも頑張って読んでいると、ウェイターがこれまたフランス語で話しかけてきた。
私はかぶりを振って、立ち去る事に。
そんな私の非国際的な対応にも、店員は顔を曇らせる事なく、笑顔だった。















観光客組は、それでもホテルでランチをすると言う。
私ともう一人の貧乏組みは悩んだが、ゴンドラで下に降り、
下にあったイタ飯屋でランチにする事にした。


イタ飯屋に到着。
ここも高かったらどうしよう、遠慮せずにメニューを開いた瞬間出ようね!
ともう一人の友人と約束をし、おそるおそる入店した。
席に座り、メニューを開いてとりあえず胸をなでおろした。
安くは無いが普通の値段だったのだ。
目の前の友人もあまり食べるタイプではないので、
2人で大盛りパスタ(1700円)1つを頼んで分けて食べる事にした。
 まぁ、会計時になり、いきなり「フード代640円」という訳の分からない金額が加算されていて驚いたが。
「え、ボンゴレ大盛りひとつですよね?」と思わず聞いてしまったが、
「そうですが、何か?
と店員は冷たい。
ち、お前は、ねらーか、vipperか。




















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お腹がいっぱいになった所で、今回のメイン「天華園」へ。

私は前にも一度来た所だが、前回はゆっくりできなかったので、
今回は気合を入れて探索する事にする。
「じゃあ、ここからは自由行動ね!」とメンバーに言い、私は早歩きで中へ。

さぁ、出撃だ!(政宗一成の声で)














 

天華園は広い。
そして、どことどこがどう繋がっているか分かりにくい。
中心部を離れると雑草も生えてきているので、
道が途中で行き止まりになったりもする。



気がつけば、ここはどこ状態…。

































崩れてきている所もある。


























ボロボロなのに色鮮やかだったりする。
窓枠も変わっている。

   




































入り口の取っ手は全部、これ。







































廊下は狭い。

    





































似たような建物ばかりで、どれがどれだか。

  

  


























上へ下へと大忙し。
すぐに汗だくになる。































セルフのレストラン。

  

























もともとはパンダのイラストがあったのか?


















ダルマは何を思ってる?






































浮かれ気味なのが、余計に寂しい




























なにやら占いを発見。






目をつぶって歩いて、「寿」の字に触れたら、長寿らしい。
私も早速やってみた。
結果は…触れてしまった。
長生きしたくないのに。
























天華園のポスター。




中国清朝宮廷の別荘などをモデルに、本場の技術で造った建設と庭が登別に生まれました。
料理、ショッピング、イベントを楽しめる新しいカルチャースポット、天華園。
ぜひ、あなたの五感で感じてくださいー…。






















レジ。
モニターになにか焼きついている。































昔の壮健美茶だな…。































不思議な位、色鮮やか。

























床には、0から9まで数字がふってある。
何があったのか?
















岩。
もともとは上から滝が流れていて、洞窟は隠されている。

  


 

中はひっそりしていて、素敵。














もう文字が読めなくなっていたりするのもある。



























塔。
5階まである。
一番上は、真っ暗の部屋で、エレベータの機械がある。


  






天華園全景。
天華園内でバラバラに行動している友人らを見つけては、
ウォーリーを探せみたいだな、と楽しくなった。

   



そんなこんなで探索していると、
岩場の影で男2人組とばったり遭遇。
え?マズイと焦るが、相手の手には高そうなカメラと三脚。
なんだ、同族か。
こんにちは、と当たり障りの無い挨拶をして、別れる。
こういう場所で同族と会うのは初めてだ。
あぁ、驚いた。

ルールも約束も何もないのに、
その人達も私達と同じ場所に駐車し、同じルートから潜入していたので、吹いた。
何だ、皆、考える事は一緒なんだ。















汗だくになりながら、岩登りをしたり、塔に登ったり、写真を撮ったり、
天華園を満喫。

客人に、
「天華園内で「じゃあ、ここからは自由行動ね!」と言った時のめぐみが一番楽しそうだった。」と
言われた。
よく言われるセリフだ。

普段が楽しそうじゃないのか、
それとも廃墟にいる時の私が異常に楽しそうなのかは不明。












最後は新千歳空港まで、客人を送り、解散。
楽しい夏休みだった。



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